仏壇の電気がつかない!自分で直す方法
仏壇の電気がつかないときの修理方法あれこれ。現在仏壇の電気配線のシェアの多くを占める八木研製の12VオアシスライトやLED式ともしび3Vなど様々な配線のタイプがありますが、形状の違いこそあれ接続の理屈はほとんど同じです。
症状別よくあるパターンに当てはめて直す方法を紹介します。
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仏壇の電気 全部つかない時の対処方法
全部消えてしまっているということは、アダプターか元線の不具合ということになります。慌てず騒がず原因をつぶしていきましょう。
仏壇の電気 アダプタがコンセントが外れている
アダプターがコンセントから外れているのはシンプルな原因ですが、けっこうよくあります。アダプタの根元が劣化して接触不良を起こしている場合もありますので、その場合は仏壇店で新品に買い替えてください。
仏壇の電気 内部のブレーカーが落ちている
ショート、漏電、何らかの原因で負荷がかかると安全装置が働いて、電気が遮断されることがあります。一昔のタイプだとアダプタにブレーカーon、offするスイッチがありますのでonの方に切り替えてください。
新しいものだとコンセントに抜き差しするだけで元通り電気が流れます。
仏壇の電気 手元スイッチの接触不良
一番よく動かす部分なので多い不具合。仏壇用の12Vオアシスライトの手元スイッチと元線は一心同体になっており、手元スイッチの内部が接触不良になるとすべての電気に影響が出ます。
裏側のネジを外して中の金具や銅線を撒き直せば直せますが、手元スイッチのみで売ってますので部分的に買い換えた方が早いし確実です。
12V配線の中には手元スイッチの部分だけ分岐が外せるものもあります。スイッチ部分だけ外してアダプタの抜き差しのみで電気を点灯させることも可能です。法事直前の応急処置に覚えておいて損はありません。
仏壇の電気 内側の元線のコネクタが外れている
画像中央右側、オレンジ色の部分からコネクタ線が抜けている状態(LEDだと黒)。これが外部に繋がる元線なので、抜けるとすべての電球が消えてしまいます。挿しなおす時は差し込む方向に注意!
コネクタを集積するターミナルと言われる部分は、たいてい仏壇の天井付近の手前側にあります。場合によっては仏壇正面最上部のフタを開けたところにある場合もありますので、ご確認ください。
仏壇の電気 部分的につかない時の対処方法
灯籠の片方だけつかない!ろうそく灯だけ消えている!こういう場合はアダプターと元線部分は生きていますので部分的にパーツを交換したりして対処できます。
仏壇の電気 電球が緩んでいる
一番多い原因(笑)電球が切れた!と仏壇店に走る前に電球が緩んでないか締めなおしてみてください。
灯籠の中は画像のように本体部分を上方にずらすことで、電球を露出させることができます。灯篭の形が違ったとしてもほとんどが同じ構造です。
仏壇の電気 単純な球切れ
電球が緩いんでいないか締めなおしてみてつかないなら球切れの可能性大です。切れた電球を持って仏壇店へ行くと、ボルト数や切れた箇所がわかり話が早いです。稀に6.3Vや8Vの電球が使われていることもありますので間違わないように必ず持って行きましょう。
※100V球なら100均(ダイソーにあります)で手に入りますが、仏壇の専用電球はホームセンターや町の電気屋さんに行ってもほぼありません。
仏壇の電気 内側のユニット不良
アダプターや元線の箇所でも説明しましたが、内側にあるターミナルから消えている電球のコネクタ線が外れている可能性があります。確認してみましょう。
※写真の白い部分のコネクタ線が外れていることになります。
色々試してみても原因不明な場合は仏壇店にご相談ください。また100Vの電気配線を切って、ビニールテープでつないでいる場合。そろそろ電気配線の買い替え時かもしれません。
今はこれ新たに無資格者がやろうとすると違法になります。仏壇店に売っている電気配線キットはPSEマークつきで安心です。一度ご検討ください。
参考になれば幸いです。