京都本願寺の謎 国宝唐門に本当に蜘蛛の巣は張ってないのか?(笑)
京都本願寺の七不思議の中に国宝唐門には雀や蜘蛛が巣を作らないというものがあります。
本当かどうか検証してみたいと思います。(調査を行った日:2017年8月21日)
※あんまり真剣に考えて怒らないでくださいね!
小路を進んだ先に国宝唐門が見えてきます
国宝ですが西本願寺の中にある飛雲閣と違って日中はいつでも見ることが出来ます。壁に注意書きがあります、以前落書きどころか壁に傷をつける輩がいたようです(怒)
国宝唐門
高さ約8.7メートル、幅約5.4メートル
別名ひぐらしの門、あまりにも立派で時間がたつのも忘れて見入ってしまうほどの門というのが由来です。たしかに彫刻も彩色も大変立派です。(西本願寺のほかに豊国神社、大徳寺、日光東照宮にもそう呼ばれる門はあるそうです)
それではさっそく調査を開始したいと思います。アラさがしをしているみたいでなんだか恐縮です(汗)
日が暮れるまでは見ていませんが、たしかに彫り物や柱の隙間などに蜘蛛の巣は張ってませんでした。(雀は巣はつくらないけど留まったりはするのかもしれませんが…)
不思議なことに門のすぐ脇にある電灯が近い瓦屋根には蜘蛛がどうどうと巣を張っていました。
門の脇の電灯に蜘蛛の巣▼
調査完了:結構時間をかけて調べました。唐門のすぐそばには蜘蛛の巣がありますが、門本体にはなんとみつかりませんでした。表側からの調査でしたが、5月に34年ぶりに唐門が開けられ一般公開されたそうです。その時行ってれば表からは見えない部分も見れた可能性もあり結果が違ったかもしれません!
巣を作らない理由は大変気温が高いので夏は避けたか、あるいは有名な落語「ねずみ」の落ちのように、江戸時代の名工が彫ったせいで蜘蛛や雀が獅子を本物と思って、とまったり巣を作ったりしないのかもしれませんね(笑)
唐門は2018年の6月から修復工事に入ります。願わくば日光東照宮の三猿のように目がアニメチックにならないことを願います。獅子の目がアニメみたいに大きくなると迫力がなくなりますしね…
それはそれとして修復作業に入るまでに是非一度ご覧ください。
肩の力を抜いて読んでくださいね
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