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浄土真宗 枕経(臨終勤行)について 必要なものやっておくべきこと

公開日: : 最終更新日:2017/12/04 仏事, 浄土真宗 , ,

浄土真宗の枕経(臨終勤行)とは

亡くなっていこうとする人がお仏壇の阿弥陀様に対して”人生の終わりに臨んで今まで生涯を見守ってくださったことに感謝するための勤行”です。

しかし、死の苦しみの中にいる方がそれを行うことは不可能に近く、本人に代わって住職やお家の方がお勤めします。亡くなった方にお経を聞かせるようなニュアンスがありますが浄土真宗ではそうではありません。他の宗派と異なるところや必要なものを解説していきたいと思います。

お仏壇の扉は閉めない

臨終法要のお仏壇
神棚と混同されることもあり、お仏壇の扉を閉めるご家庭もありますが上記の通り阿弥陀様に対して勤行をしますのでお仏壇の扉は普段どおりに開けておきます。浄土真宗に限らず仏教では死を穢れとは考えません。
お仏壇がないまたは病室等で臨終勤行を行う場合は南無阿弥陀仏の名号やご本尊を立てかけてその近くにご遺体を安置します。

ご遺体の位置や向き

臨終の遺体の向き
釈尊の入滅時の故事に基づいて北向きか、西方浄土(お浄土が西にある)の考え方から西向きに安置します。
勤行が行われますので安置する際、お仏壇の真正面は避けるようにします。
※枕の方向は住宅事情の関係もあり必ずしもこだわる必要はありません。
湯灌をしお顔を白布で覆い掛け両手を胸元で組み、お念珠を掛けます。門徒式章もあれば肩からかけます。

用意するもの

臨終法要で用意するもの

仏花
派手は色のものは避けるようにします。樒など常緑樹のみでもかまいません。とくに大谷派(東本願寺)では無色花といって常緑樹のみをお供えすることもあります。
お線香
渦巻きのもので24時間炊いたりするのを見かけますが基本的に普通の線香をお勤めの時だけで結構です。線香の煙を絶やさないという考え方は四十九日の中有の間は、死者は香を食とするという考え方に基づきますが、浄土真宗には当てはまりませんので普段通り立てずに香炉の中に折って寝かせます。
和蝋燭
白か銀色を用意します。こちらもお勤めの時だけです。誰かがそばにいる時だけ灯しましょう。灯しておかないと死者が迷うという考え方は浄土真宗にはありません。
お仏飯(ご飯)
故人の茶碗に盛らず仏飯器に盛ります。ご飯の上にお箸や線香も立てません。
打敷
白い方を表にします。または銀色のもの
※上記すべて基本的にお仏壇の中に並べます。
納棺尊号
棺の中に入れる紙に書いた南無阿弥陀仏の六字名号です。これを入れることによってご遺体ではなく阿弥陀様(六字名号)に合掌礼拝をしているという形になります。浄土真宗独自のものとなりますので必ず用意しましょう。

浄土真宗では必要のないもの

浄土真宗臨終不要
旅装束、守り刀、六文銭、逆さ屏風、塩などは必要ありません。
白い着物を着せることが多いですが逆さ着にしたり左前にしたりはしません。

いざその時を迎えてみると各種手続きや葬儀社とのやりとりがあり気ぜわしいことも多いですが、ここはなるべく落ち着いて故人のお浄土への旅たちを迎えたいところです。

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