*

浄土真宗法事法要に使う和ろうそく一覧 色は?形は?

公開日: : 最終更新日:2017/12/12 仏事, 浄土真宗 ,

浄土真宗の法要に使う和ろうそくには4種類の色(白、朱、銀、金)があり場面によって使い分ける必要があります。一般のご家庭で法要を勤める際は白か赤を使うことが多いですが、使う場面や意味合いを紹介したいと思います。
※色んな表記の仕方がありますが、朱ろうそくは赤ろうそくに統一して表記します。

まず最初に和ろうそくの形について

浄土真宗では和ろうそくは棒型ではなく主にイカリ型を使います。先が太く根元の方が細くなっている形です。碇型と表記したりもします。
和ろうそくの形

年忌法要(年回法要)

本願寺派(西本願寺)は三回忌まで白、七回忌以降は赤
大谷派(東本願寺)は四十九日を過ぎたら赤(百か日法要から赤)

法事に赤い和ろうそくを使う理由は「故人の命日をご縁に親戚縁者が阿弥陀様の前に集まり、お念仏の教えを味わうことが出来る。これはとても喜ばしいことではないか!」という意味だと言われています。(慶事のような意味合い)
法事の和ろうそく
家族が亡くなった後、白い和ローソクを使う期間は喪に服するというよりもグリーフワーク(大切な人を亡くした悲しみを乗り越える)の期間と考えます。

お盆、年末の法要

白(または普通の洋蝋燭で代用される場合もあり)
年忌、報恩講以外の一般法要は白を使うことが多いようです。
お盆の和ろうそく

永代経法要

主にお寺で勤められますが白が多いようです。
永代経の和ろうそく

報恩講

赤ろうそく
お念仏の教えを私達に示して下さった親鸞聖人の遺徳に感謝する法要。要は親鸞聖人の法事です。ろうそくに色をつけ始めたのは江戸時代中頃といわれ、このようなきれいなろうそくは大事な報恩講に使おうという取り決めができたそうです。その後その他の慶事の法要にも使われるようになりました。ご本尊である阿弥陀様をお家にお迎えする入仏法要も赤を使われることが多いようです。
報恩講の和ろうそく

仏前結婚式、慶讃会(住職継職法要)落慶法要(本堂を立て直した時)など

金色の和ろうそく
慶事に赤ローソクを使いますが特別なときに金ローソクを使います。お寺で勤められますので一般の家庭ではほぼ見ることはなさそうです。金蝋(きんろう)とも言われます。
仏前結婚式の和ろうそく

葬儀、中陰

銀色(白で代用されることも多い)
銀蝋(ぎんろう)とも言われ元々白の和ろうそくに銀箔を貼り付けたものです。お寺で葬儀をする場合に使うことが多いですが、そういう時はお寺様側で用意して頂くことが多いので一般の方が購入する機会は少ないと思われます。おうちでの中陰中(七日七日のお参り)は白で代用することが多いです。
葬儀の和ろうそく

月命日のお参りは洋蝋燭を使うことも多いようです。

よく絵が描かれたろうそくや蓮の形のろうそくを見かけますが、法要の際には使いません。使うときはお寺様がいらっしゃらない時に使いましょう(笑)地域的なものもありますので詳しくはお寺とご相談下さい。

参考になれば幸いです。

関連記事

愛知県岡崎市 真宗大谷派の三河別院へ行ってきました

真宗大谷派の三河別院へ行ってきました いつの間にか前回から1年くらい経過している別院巡り…今回

記事を読む

jichinsai-kannushi

仏教式の地鎮祭について 主に浄土真宗編

お寺の地鎮祭 空き地にこんな光景たまに見かけますよね。建物の建築工事が始まる前に地鎮祭の準備が行わ

記事を読む

家具調仏壇 仏具の配置並べ方

家具調仏壇とは 自由な発想で作られる色や形の種類が豊富なお仏壇です。現代仏壇やモダン仏壇とも言われ

記事を読む

報恩講とはどういうお参りか?お布施の金額は?

浄土真宗で最も大事な法要 報恩講とは? 年末が近づいてくると各お寺や浄土真宗門徒の家庭でもお勤

記事を読む

浄土真宗の葬儀で読まれる 弔電の一例

浄土真宗の葬儀の際、読まれる弔電について 以前も紹介しましたが、浄土真宗の法要儀式での"ご冥福

記事を読む

西本願寺阿弥陀堂

浄土真宗本願寺派の本山 西本願寺にいってきました

浄土真宗本願寺派の本山へ行ってきました。 西本願寺は1591年(天正19年)時の権力者 豊臣秀吉か

記事を読む

永代経東別院本堂

真宗大谷派 名古屋別院に行ってきました

真宗大谷派の名古屋別院へ行ってきました 先日の本願寺派の西別院に続いて今回は大谷派の東別院へ。

記事を読む

小さいお仏壇の飾り方 マンション用スペースのいらないお参り方法

近年の住宅事情の変化によって新築しても仏間のないおうちやマンションに住まわれる方が増えたこともあり、

記事を読む

浄土系宗派

浄土宗と浄土真宗の違いについて 教義お経仏壇など

浄土宗と浄土真宗どう違うのか?浄土宗、浄土真宗ともに南無阿弥陀仏とお念仏をとなえれば必ず極楽浄土に往

記事を読む

桑名別院トップ画像

三重県桑名市の桑名別院へ行ってきました

真宗大谷派の別院である桑名別院 三重県桑名市にある桑名別院本統寺。三重県北部にありますが三重では東

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

観音様ってどんな人?

あの人は観音様のように慈悲深い人だ 若い人はあまり使わない言い回

浄土真宗の葬儀で読まれる 弔電の一例

浄土真宗の葬儀の際、読まれる弔電について 以前も紹介しましたが、

長年放置したおりんや真鍮製の仏具をきれいにする裏技(荒技)

おうちの仏壇にこんな仏具ありませんか? お盆や法事が近づくと気にはな

東本願寺の額装御本尊(スタンドタイプの阿弥陀様)

お仏壇を新調した際 御本尊は本山からお受けしてください。本願寺派(西

愛知県岡崎市 真宗大谷派の三河別院へ行ってきました

真宗大谷派の三河別院へ行ってきました いつの間にか前回から1年く

→もっと見る

PAGE TOP ↑