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お位牌の並べ方には優先順位がある? 仏壇で配置の順番について

お仏壇のお位牌の並べ方について

お仏壇の中にお位牌が増えてくると悩むことがあります。お位牌をどういう順番に並べたらいいのか?
四十九日位牌

実はお位牌を並べるには順番があります

お仏壇はご本尊を中心に右側が上座な傾向にあり、例えばご本尊の両脇に掛けられている掛け軸も浄土真宗は右側が親鸞聖人(浄土真宗の宗祖)左側が蓮如上人(中興の祖)のようにエライ人?が右側に来ます。
仏具の配置とご本尊

浄土宗だと右側が善導大師(法然上人が時代を越えて師と仰いだ高僧)左側が法然上人(浄土宗の宗祖)
浄土宗の仏壇の掛け軸

高野山真言宗の右の弘法大師(真言宗の宗祖)と左側の不動明王はどちらがえらいのか微妙なところですが…
真言宗のご本尊
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それをふまえてお位牌を並べると

まず基本的にお位牌はご本尊と同じ段にならべることはしませんし、下の段に並べる場合でもご本尊の前には置かないようにしましょう。
一体だけの場合は右に安置されることが多いようです。

お位牌が二体ある場合

お位牌の優先順位
お位牌が二体ある場合は先ほどの説明の通り、亡くなられた年月日の古い方を右側(上座)、新しい方を左側にお祀りするのが一般的です。長く見守って頂いているご先祖様をより上座に安置するという意味になります。

お位牌が三体以上ある場合

お位牌が多い仏壇
お位牌が三体以上ある場合は所定の並べ方があります。亡くなられた年月日の古い順に外側にから右、左、右と配置します。写真参照

お位牌がもっと多い場合

お仏壇に位牌がいっぱい
お位牌がお仏壇の中に増えすぎてしまった場合、塗り位牌を繰り出し位牌に作り替えて、戒名の書かれた札をを一体の位牌にまとめましょう。

またお位牌を作り替える際には、お寺様に新しいお位牌の開眼法要(俗にいう性入れ)や古いお位牌の撥遣式(はっけんしき)、閉眼供養(いずれも俗にいう性抜き)をしていただきましょう。

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※浄土真宗の場合お位牌に魂を入れるという概念がありませんが一度お手次のお寺とご相談下さい。

参考になれば幸いです。

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