仏事 浄土真宗 雑学

浄土真宗の仏前結婚式について 服装や用意していくものは?

仏前結婚式について 浄土真宗編

まず仏前結婚式とは

単純に神様の前で行う結婚式が神前式、仏様の前で行うのが仏前式(仏式)です。
浄土真宗の仏前結婚式は新郎新婦がこれからの人生を夫婦として歩んで行くことを阿弥陀様の尊前で報告する儀式となります。

意外な事に必ずしもお寺でする必要はなく、ホテルや結婚式場の一室にご本尊と仏具さえ持ち込めばどこでも執り行うことが可能です。
※対応してもらえるかどうかはホテルや式場にお問い合わせください。
お寺で結婚式
神前(神社)での結婚式に比べてマイナーな仏前での結婚式ですが、どのように行われるのか簡単に説明致します。

仏前結婚式の式次第(例)

・親族来賓着席
・開式の言葉
・新郎新婦着席
・司婚者登礼盤(入場)
・勤行(全員でおつとめします)
・誓いの言葉(新郎が読み上げます)
・記念念珠授与または交換
・新郎新婦焼香
・式杯(仏式の三三九度みたいなもの)
・法話(司婚者)
・合掌礼拝
・閉式の言葉

お経や式の進行をつかさどる司婚者はお寺の住職に務めて頂きます。

BGMを入れたり、その他の演出をしたりお寺と相談の上、あまり奇抜にならない範囲内で内容は適宜変更できます。二人だけのオリジナルの結婚式が可能です。もちろんサプライズもありです(笑)

念珠(数珠)の交換を指輪にすることもできます。



お寺での結婚式新郎新婦の服装は?

仏前結婚式服装
僧侶であれば五条袈裟や色衣、切袴(僧侶としての正装)である必要がありますが、一般の門信徒であれば和洋どちらの装いでもかまいません。ただ、どのような衣装でも門徒式章(輪袈裟)は肩から掛けましょう。

参列する友人、親戚の服装は一般的な結婚式の服装で問題ありませんが、門徒式章(輪袈裟)があれば言うことありません。もちろん女性はドレスで参加してもいいそうです。

お寺での結婚式用意するものは?

100均の数珠
勤行(おつとめ)がありますので新郎新婦だけでなく参列者は念珠を用意しましょう。

ちなみに本堂で正座するのではなく、新郎新婦参列者ともにイスでしたのでそのあたりはご心配なく^^;

長机や盃などの備品は東海地方の某別院から借りることが出来ました。
※詳しくは各所にある東西本願寺の別院にお問い合わせください。
仏前結婚式の盃

お経ってわからないし合掌はいつすれば…

お経といっても かなりの確率で3分くらいで終わる重誓偈や讃仏偈が勤められます。音程も難しくありませんので、最初の10秒くらいで節がわかってくると思います。

合掌礼拝は司婚者(僧侶)に合わせて行えば問題ありません。

お寺での結婚式気になる費用は?


一般的なお寺で式を挙げる場合、会場と備品の使用料、お布施を合わせて約15万円
封筒の表書きは会場費は「御席料」、お経などの部分は「御布施」。両方合わせて「御布施」としても問題ありません。

結婚式が終わったら会場を移動して披露宴をするのか、お寺にその施設があるのかによって多少異なります。

少し調べたところ名古屋の東別院で20万円以上とのこと
西別院で雅楽の演奏をお願いすると奏者1名あたり〇万円でした。

地域やお寺によっては多少異なる場合がありますので、詳しくは式前にお寺様とご相談下さい。
きっと一生の思い出になりますよ。

参考になれば幸いです。




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