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浄土真宗のお盆の迎え方 仏具の飾り方や用意するものは?

公開日: : 最終更新日:2018/06/13 仏事, 浄土真宗 , ,

浄土真宗のお盆について続きです

浄土真宗のお盆由来について←こちらから続きます。
浄土真宗のお盆は先祖供養の日でも慰霊の儀式でもありませんということでした。
浄土真宗には死者が迷うとか苦しむとか祟るそういう考え方がないので、追善供養を目的とした送り火迎え火盆棚等必要ありません

浄土真宗のお盆はどういう日なのか?

浄土真宗ではお盆のことを「歓喜会(かんぎえ)」とも言います。亡くなられた方をご縁に頂いた命の尊さを再確認し、人として生まれお念仏の教えに出会うことができたことをあらためて喜び感謝する機会とし、先祖を追善供養するというよりも先祖に感謝する日と位置づけられています。

お盆用に何を用意する?お仏壇の飾り方とかは?

結論から言うといつも通りで特別に用意するものはありません。
お仏壇は普段の法事(年忌法要)と同じような飾り方をします。

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お仏壇の飾り方

夏用の打敷を掛けます

三角の布です。卓(花立や蝋燭立ての載っている台)の本体と上板の間に挟みこみます。

供笥(くげ)の上にお餅をのせる(朱色の高杯で代用することも有)

お寺様にお勤め頂く時は和ろうそく(色は白が多い)を用意します


浄土真宗ではイカリ型という先が太い和蝋燭が望ましいそうです。

普段どおり仏花や華瓶に青木差し、お仏飯を供えお線香を炊きます。


華瓶(けびょう)は小さいお仏壇の場合省略されることもあります。華瓶がないからと言って代わりに湯呑などでお水をお供えする必要はありません。

他の宗派の家から嫁いできたお嫁さんは浄土真宗のお盆があまりにもあっさりしているので驚くことも多いそうです。

浄土真宗の盆提灯


親戚縁者から初盆の御供えとして盆提灯を送ることも一般的で、盆提灯は出す地域は多いようですが、亡くなった方がそれを目印に帰って来るという意味合いではなくあくまで灯篭の一つとして飾りましょう。

送って下さった方の気持ちをありがたく受け取ることも大切だと思います。もちろん飾らなくても問題はありませんがお盆の雰囲気が出したければ(笑)

いつまでお盆の飾りをすればいいのか?

お盆の飾りは盆提灯やお仏壇内の飾りも含めて8月盆だとしたら13日にはお飾りし、16日の朝には片付けましょう。

気の早い方だと8月の初頭には提灯を出される方もいらっしゃるようですが、問題はありませんが地方により決まりがある場合はそれに則って行うようにしてください。

初盆にお供えで頂いた盆提灯をいつまで飾ればいいのか?という疑問。決まりはありませんが、せっかく頂いたお気持ちなので三回忌くらいまでは少なくとも飾りましょう。

聞きづらいお布施の金額相場は?


関西、東海地方浄土真宗東西本願寺が多い地域で3000~5000円が多いようです。ちなみに阿弥陀経等をお勤めしてすぐに次へ行かれることも多いので、お茶を出すヒマもないこともあるようです(その間約15分)。

何件も門徒さんの家を廻る必要があるので「すぐ帰った!」と気分を悪くされませんように(笑)
封筒の表書きは年忌法要と同様に「お布施」がよろしいでしょう。サービスに対する対価ではないので回向料、読経料という書き方はしません。

最後にまとめると

地域的なお盆の風習もありますので、それを否定することはできませんが浄土真宗のお盆はあの世から帰ってくるご先祖を供養する日ではなく、ご先祖への感謝とお念仏の教えを聞き慶ぶ日としてください。

御供えや飾りが意外とあっさりしているのに驚かれるかもしれませんが教義的に不要なことを省いているだけであって、ご先祖をないがしろにしているわけではありません。

参考になれば幸いです。

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