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お釈迦様も肉を食べていた?仏教的肉食のルール色々

公開日: : 最終更新日:2019/02/14 その他宗派, 雑学 ,

お釈迦さまもお肉を食べていた?仏教的肉食のルール色々

現代日本でお肉を食べない人といえば?

ベジタリアンか永平寺などで修行をしている修行僧たちが思い浮かびますね。

修行中の僧侶は五戒のうちの「不殺生戒」を守っているわけです。肉どころか鰹出汁すらも動物性たんぱく質なので料理に使いません。

修行僧が守っている五戒とは

不殺生戒 生き物の命を奪わない
不偸盗戒 他人の物を盗まない
不邪淫戒 不適切な男女関係を持たない
不妄語戒 嘘をつかない
不飲酒戒 酒を飲まない

肉を食べない人というイメージのお坊さんですが、お坊さん(主に修行僧)の肉食をすべて禁止しているのは世界を見渡すと日本を含む一部の地域だけで、もともと仏教では無条件で肉を食べてはいけないという決まりがあるわけではありません。

一定の条件を満たせばお坊さんでも肉を食べていいことになっています。

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条件1
まず食べてはいけない肉というものがあります。
人、象、馬、竜、犬、鳥、鷺、猪、猿、獅子、蛇、驢馬、狐
これ以外なら食べてもいいというルールです。
「梵網経より」

???竜

まあ不可能なものと牛と豚が入ってないは置いといて…

上記をふまえて食べてもいい肉の条件2
托鉢で布施(喜捨)されたものならOK
もちろん自分で獲ったり買ったりして食べるのは禁止です。

条件3
托鉢でもらう時にさらに細かい条件があります

・提供される動物を殺すところを見てはいけない
・お坊さんに差し上げるために動物を殺しましたと聞いてはいけない
・それを他の人から知らされてもいけない
(三種の浄肉)

お坊さんがいらっしゃると思って肉料理を作っておきましたよ!
アウト!

作り過ぎてしまったなあ…おや偶然にもお坊さんが…喜捨しましょう!
セーフ!

食べきれなくて家人が残した肉をたまたま訪れたお坊さんに托鉢の食物として差し上げるのはセーフということです。

お釈迦様も肉食をしていた?


お釈迦様の最後の食事は鍛冶屋さんのチュンダから布施された 豚肉ときのこの料理で、それにあたって亡くなられたとも考えられています。
『涅槃経』より

中国では厳しいそうですが、厳格、禁欲のイメージがあるタイの僧侶も托鉢で頂いた場合は肉をはじめとした動物性タンパク質を食べています。

頂いたものはありがたくいただくのも修行のうちと考えられているからです。
※最近メタボの僧侶が増えて問題になっているとか
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なぜ日本の修行僧は肉食しないのか?


なぜ肉食に関するルールが変わったのか?お釈迦さまが開いた仏教ですが、お釈迦様の死後、時間の経過や色んなところに広がるうちにどんどん変化していきます。そしてそのうち中国に伝わります。

そこで日々の食を托鉢に頼らず畑を耕し「精進料理」という動物の肉を使わない料理を僧侶が作ることが発達します。

その中国式仏教が日本に伝わり、影響を受けた朝廷がたびたび「肉食禁止令」を出しました。最初に出されたのは天武天皇の時代ですが、動物の肉を食べると穢れるという思想が以降定着します。

もちろん大っぴらに食べないだけで、ウサギや鳥など足の本数が少ない動物は食べられていましたし、魚は足がないので普通に食べていました。
※猪を牡丹(ぼたん)、鹿を紅葉(もみじ)と隠語で呼び、現代でもその名残があります。

明治政府の「僧侶の肉食妻帯勝手たるべし」以降ぐだぐだになっている「不殺生戒」「不飲酒戒」ですがせめて修行中の一定期間だけは守りましょうということでしょうか?焼肉も食べるしお酒も飲み結婚して跡継ぎが生まれるから職業的な世襲も…
※明治五年の太政官布告あくまで勝手にせえという意味です。食べないとダメ!とは言ってません。

我々凡夫は「いただきます」と手を合わせ、生命に感謝をしてありがたく食事を頂きましょう。

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