
このような疑問を持たれる方は多いと思います。
法事の作法として浄土真宗本願寺派(西本願寺)、大谷派(東本願寺)では年忌法要 年回法要で赤い和ろうそくを使います。
西本願寺は7回忌から赤い和ろうそくを使います
※どちらも本願寺出版、東本願寺出版など本山が出している発行物より
今回は浄土真宗の法事で赤い和ろうそくを使う理由を解説いたします。
浄土真宗の法事で使われる赤い和ろうそく(朱蝋燭)

赤い和ろうそくを使うと聞いて違和感を覚えるのは 赤という色が祝い事しているように感じるせいでしょう。
それもそのはず 浄土真宗にとっての法事(年回法要)はどちらかというと慶事に近い考え方だからです!

というとこういう意見があると思います。
法事(年回法要)の基本的な意味を考える
まず法事の意味を日本の一般的な仏教宗派と浄土真宗とで比較していきましょう。
一般的な仏教宗派の法事の意味
仏前でお経をあげて 故人が良い世界にいけるよう冥福を祈る
これが基本です。

法事は追善供養の場であり「迷わずに良い世界へ行ってください」と願い故人の縁者でお経をあげ 功徳を送るわけですね
他の宗派と法事の意味が違う浄土真宗
では浄土真宗の法事の意味は?
亡き人の命日をご縁として、経典をよみ 御仏のお徳をたたえ、み教えを聞かせていただく法要。(本願寺門徒手帳より)
またこういう考え方もあります。
年忌法要は阿弥陀様の願いを聴かせていただく場でもあります。(某寺報より)
願いというのは阿弥陀様が仏になる際立てられた48の願いのことで、その18番目が「すべてのものを浄土に生まれさせたい」という内容になっています。

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立てられる蝋燭の色は仏前に座る私たちの心を表します。赤のろうそくや金のろうそくは喜びを表します。
故人の命日をご縁にお念仏の教えに出遭えたことをよろこび感謝することも浄土真宗の法事の意味の一つです。
(小冊子 法事のはなしより)
浄土真宗の法事の意味をまとめると
故人の命日をご縁に親戚縁者が元気に仏前に集まり お念仏の教えにふれることが出来る。阿弥陀様のお救いのお話を法話で聞かせていただくことが出来る。これってありがたいことじゃないか!
と解釈するわけです。
おめでたいイメージの赤という色を使うのもなんとなく腑に落ちますよね?
ちなみに金のろうそくは仏前結婚式や住職継承法要の時に使います。

浄土真宗 法事で赤いろうそくを使うまとめ
(下線付き)
なぜ赤いろうそくを使うのか?
年忌は冥福を祈る場ではない
故人はすでに仏になっている
法事は実は慶事に近い
教えに出会えたことを喜ぶ場
蝋燭の色は私たちの心を表す
ちなみに私は「どうして赤を使うの?」と聞かれた際
上記にもありますが「年忌ごとに仏さんの前に親戚縁者一同元気に集まって お経をあげて法話を聴かせていただけるのはありがたいこと」と考えるからです。と答えていました。
参考になれば幸いです